頸動脈エコー検査

人は「血管から老いる」と言われています。
動脈硬化は、加齢によって誰でも起こりますが、個人差が大きく、その進展には食生活や運動不足などの生活習慣が大きく関与しています。心筋梗塞や脳血管疾患のような大きな病気にかからないためには、早期発見と正しい生活習慣を身に付けることが大切です。
頸動脈エコー検査で動脈硬化度を測定し、血管の健康度を知りましょう。
1.頸動脈エコー検査でわかること

超音波を用いて、首の両側の動脈を観察し、頸動脈内の血栓や隆起の大きさや広がりが観察できます。また、血管内に流れる血流量や血管の厚さも調べることができます。
頸動脈の動脈硬化は心筋梗塞や脳血管疾患と関連するため、血管障害のリスクを推測することができます。
2.検査の手順
- 身長・体重・体脂肪率・腹囲を測定します。
- ベッドに横になった状態で首筋にゼリーを塗り、超音波を当て、頸動脈を観察し動脈硬化の進行を調べます。
- 測定は約10〜15分間です。
測定中は安静に・・・ - 後日、医師が判定した結果票を基に結果報告会を実施します。
- 軽装で首周りが開けられる服装なら、洋服を着たまま検査できます。
- 食事や飲み物の制限はありません。
- 苦痛もなく、妊娠中の方でも安全に受けることができます。
3.対象者は?(特にお勧めの方)
- 高血圧・脂質異常・高血糖・高尿酸血症(痛風)を指摘されたことがある方
- 血縁者で脳血管疾患・心疾患に罹った方がいる方
- 動脈硬化健診(検査)にて血管が硬いと言われた方
- 男性で肥満・ストレス・めまいなどの自覚症状や喫煙歴のある方

- 《頸動脈エコー検査の実施について》
○公民館・集落センター等の施設で実施できます。
○動脈硬化健診および動脈硬化検査と同時に実施できます。
☆詳しくは最寄りのJAにお問合せください。