特定健診
県下JAや市町、医療保険者等との連携を図り、高齢者医療確保法や健康増進法にもとづく特定健診を実施しています。
- 受診には受診券と保険証が必要
- 年度当初に国民健康保険加入者及び被用者保険の被扶養者には、健診案内(受診券)が送付されます。自己負担金と健診有効期限の確認を忘れずに。受診場所は、地区公民館や集落センターもしくは病院になります。
ただし、被用者保険の被扶養者の方は受診券の申請を行わなければならない場合もあるため、医療保険者に問合せ確認しましょう。
- 健診後のサポートがより充実
- 生活習慣の改善を重視し、約6ヶ月間にわたり、専門家(医師、保健師、看護師、管理栄養士など)のアドバイスを受けることができます。
どのように生活改善すればよいか分からない方、生活改善しようと思っていてもなかなか実行に移せない方は、この機会にぜひ受けてみましょう。




1.身長・体重
身長と体重から肥満度を測定します。
2.尿検査
尿中に含まれる「蛋白・糖・潜血」を調べます。
肝臓、膀胱、尿管の病気や糖尿病発見の手がかりとなります。
3.腹囲測定
へその高さでお腹周りを測定します。内臓脂肪型肥満の診断基準となります。
4.血圧測定
心臓は体内に血液を送りだすポンプで、心臓が血液を送り出した時に血管に加わる血圧が最高血圧、送り出した血液が心臓に戻る時、血管に加わる圧力が最低血圧です。
5.眼底検査
人間の体の中で、外から直接血管を見ることが出来る血管が眼の血管です。高血圧、動脈硬化、糖尿病などの病気がわかります。 | ![]() |
6.心電図検査
安静時の心臓の様子がわかります。不整脈や心肥大、狭心症、心筋梗塞などの発見の手がかりになります。

7.血液検査
検査項目 | 本会基準値 | 検査内容 | |
貧血検査 | 白血球 | 50〜80×102/μl | 炎症性の病気や白血病の時に増加します。 |
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赤血球 | M:410〜599×104/μl F:380〜549×104/μl |
貧血とは血液が足りないということだけでなく、血液中の赤血球数やヘモグロビンが正常より少なく薄い状態を言います。貧血の中で一番多いのは、鉄欠乏性貧血、次に出血によるもので、痔や子宮、胃腸からの出血が考えられます。 | |
ヘモグロビン | M:13.1〜18.0g/dl F:12.1〜16.0g/dl |
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ヘマトクリット | M:39.0〜53.9% F:35.0〜48.9% |
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肝臓検査 | GOT | 30IU/L以下 | 主に肝臓の働きを調べる検査です。急性・慢性の肝炎、肝硬変、心筋梗塞などで検査値に変化します。 |
GPT | 30IU/L以下 | ||
γ-GTP | 50IU/L以下 | 肝臓の働きを調べる検査です。急性・慢性の肝炎や肝硬変、肝臓がんなどで変化します。また、飲酒でも変化します。 | |
糖尿病 検査 |
GLU | 99mg/dl以下 | 糖尿病を調べる検査です。食後時間が関係し、糖分の多い食事内容でも影響を受けます。 |
HbA1c | 5.5%以下(NGSP) | 糖尿病を調べる検査です。GLUのように食事に影響を受けることなく、長期間(過去2〜3ヶ月)の血糖の状態を知ることができます。 | |
脂質検査 | T-CHO | 150〜199mg/dl 50歳以上の女性は 150〜219mg/dl |
肝臓、甲状腺などの病気や、動脈硬化症、動物性脂質のとり過ぎなどで変化します。 |
HDL-CHO LDL-CHO |
40mg/dl以上 119mg/dl以下 |
HDLは善玉コレステロール、LDLは悪玉コレステロールと呼ばれるもので、どちらも動脈硬化の指標となります。 | |
TG | 50〜149mg/dl | 糖尿病、肝臓、甲状腺などの病気や肥満などで変化が現れます。一次的には脂っこいものやアルコールの飲みすぎでも変化します。 | |
腎臓検査 | CRTN | M:1.00mg/dl以下 F:0.70mg/dl以下 |
筋肉や腎臓の働きを調べる検査です。 |
BUN | 8〜20mg/dl | 腎臓、肝臓の働きを調べる検査です。激しい運動、ひどい発熱・下痢などでも一次的に増加します。 | |
UA | 7.0mg/dl以下 | 主に腎臓の働きを調べる検査で、他に白血病や痛風でも著しい変化が現れます。肥満、お酒の飲みすぎ、薬の服用でも増加します。 | |
ALB | 3.9〜5.3g/dl | 栄養障害、長期間の下痢、重症な肝臓の病気、出血、火傷などで減少します。 |