食生活アドバイス

骨粗鬆症

骨粗鬆症を防ぐ食生活

10代で増やしたい骨の貯蓄

骨の量は成長期〜思春期にぐんぐん増加し、20代でピークに達します。
その骨づくりに大切な時期である中学・高校生に、朝食をとらない子、ダイエットを始める子、20代女性ではやせの人が増えています。

また、小学・中学生では給食のない日のカルシウム不足が目立つなど、10代後半から20代で深刻なカルシウム不足に陥っています。これは牛乳の摂取が習慣になっていないことを示しています。

1日800mgとりたいカルシウム

カルシウムの1日の目安量は18歳以上の女性で600〜700mgですが、実際の摂取量は18歳以上の女性全ての年代で600mgを下回っています。(平成17年国民健康・栄養調査より)
基本は1日3食、主食・主菜・副菜のそろった食事をとり、毎日牛乳・乳製品を取ることです。まずは100mgアップを目指しましょう!

年齢(歳) 目安量(mg)
男性 女性
1〜2 450 400
3〜5 600 550
6〜7 600 650
8〜9 700 800
10〜11 950 950
12〜14 1000 850
15〜17 1100 850
18〜29 900 700
30〜49 650 600
50〜69 700 700
70以上 750 650
ちょっと意識してカルシウムアップ!
カップスープは、お湯でなく牛乳で
プラス160mg
トーストにスライスチーズ1枚で
プラス110mg
納豆にちりめんじゃこをひとつまみ
プラス100mg
おひたしを胡麻和えにしたら
プラス130mg
おなかがすいたらヨーグルト
プラス120mg

牛乳はカルシウム吸収の優等生

牛乳・乳製品はカルシウムが豊富なだけでなくその吸収率も群を抜いています。
その理由はCPP(カゼインホスホペプチド)、牛乳の甘みの素である乳糖、MBP(ミルクベーシックプロテイン)といった乳製品特有の栄養成分によります。

COLUMNスキムミルクを活用しよう

日本人2割は牛乳に含まれる乳糖でお腹がゴロゴロする乳糖不耐症。
空腹に冷たい牛乳はだめでも、温めたり少しずつ飲めば不快な症状なく飲めるようになります。ヨーグルトやスキムミルクなども活用し1日1回の乳製品摂取を心がけましょう。