食生活アドバイス

食育活動

なぜ、食育が必要なの?

「三つ子の魂、百まで」ということわざがありますが、幼児期の食習慣は、子どもの生活リズムや健康状態に生涯にわたって大きく影響します。

いつでもどこでも食べたいものが食べられる豊かな時代だからこそ今、食事の大切さ、楽しさを学び、元気な体、豊かな心を育む「食育」が必要なのです。

食卓を囲んでいますか?

会話をしながら家族で食卓を囲むことは、子どもたちがバランスのよい食べ方や、食事のマナー、配膳や片付け、高齢者や年下への思いやりなどを学ぶ場となります。


食育とは?

明治時代、石塚左玄※は『食育とは、小児の子育てと躾の基本となっている五育(体育・智育・才育・徳育・食育)の中で最たるもの』であり、『食育の意味は、食を通していかに生きるかを学びぶこと』であると述べています。つまり、家庭での正しい食教育は、子どもの健全な心身を育む基盤となるのです。

石塚左玄(1851-1909)福井で生まれ10歳から漢方を勉強、17歳で福井藩医学校御雇後、藩病院で診察方・調合方として勤務。20歳上京後、医師・薬剤師の資格を経て明治7年陸軍軍医に採用される。46歳陸軍薬剤監少将で退役。石塚食療所を開設して食改善指導で治療をしたので食医と称された。『化学的食養長寿論』の中で、「学童を有する民は家訓を厳にして・・躰育・智育・才育は即ち食育なりと観念せざるべけんや」と力説し、子供にとって一番必要で大事な教育は食育であり、食育は家庭教育であると説きました。食育と言う言葉を本の中に使った最初の人が石塚左玄です。それ故に食育の祖とも言われています。
 左玄の訓えは6つあります。
 1.食育は家庭教育
 2.食は命なりという食養道
 3.人間は穀物食動物
 4.一物全体食
 5.入郷従郷(地産地消)
 6.バランス

厚生連は、子どもの健やかな体と心を育むお手伝いをします。

おやつの与え方の変化
幼児へのおやつの与え方について、平成2年と平成12年を比較してみると、「特に気をつけていない」という回答が10〜20%高くなっており、一方で「時間を決めていない」という回答は20〜30%減少しています。家庭の中での子どもへの対応が大きく変わってきています。
小児期の肥満の増加
6〜11歳における肥満の割合は男女とも年々増加しており、1976年から2000年までの推移をみると、9〜11歳では男子で15.0%、女子で12.2%となっています。また、12歳男子の肥満群では、正常群に比べて総コレステロール、血圧のいずれも高値を示しているという調査報告もあります。
幼児期にもみられる朝食の欠食
朝食の喫食状況については、1〜6歳においても「週に1〜2回しか食べない」子どもが2%前後みられます。「週に1〜2回抜く」「週に3〜4回抜く」を合わせると10%にもなり、朝食欠食の問題が低年齢化しています。

(資料:(社)日本小児保健協会「幼児健康度調査」)

親子参加型の栄養・料理教室を企画しています。

詳しくは、JA福井県厚生連までお問い合わせください。