教えて!生活習慣病

高血圧

あなたの血圧はどのくらい?

血圧は、そのときの精神状態や体の調子、暑さ、寒さ等により変化します。 1回の血圧値でみるのではなく、日や時間を変えて測ってみましょう。血圧を自分で測定し、普段の血圧がどのくらいなのかを知ることが大切です。

高血圧になると、脳卒中で約13倍、心臓病で約2.4倍危険率が高まります。血圧の高い人は要注意です。

【血圧測定のポイント!】
1. 測定の時刻を決めて
2. 測定する前は10分ほど安静に
3. 測定する姿勢を決めて


血圧ってなに?

血圧とは、心臓から送り出された血液が動脈の内側の壁にかかる圧力のことです。以下は「成人における血圧値の分類(日本高血圧学会)」です。血圧がちょっと高め(収縮期血圧130mmHg以上の予備群)の人でも、将来高血圧になる確率が非常に高いという外国の報告があります。

どんな人が高血圧になりやすい?

高血圧は、生活習慣に大きく関わっています。下のような方は要注意です。

どうして血圧が高いといけない?

高い血圧が長く続くことにより血管に圧力がかかり続け、脳、心臓、腎臓等の血管の動脈硬化を進行させてしまいます。また、高血圧が続くと脳、心臓、腎臓などの細い血管に大きな変化がおこりやすくなり、以下のような病気を引き起こします。

SCLストレス度チェック

なにかとストレスを感じることの多い現代社会。
ストレスは血圧を上げるなど動脈硬化の危険因子のひとつです。
あなたの今のストレス状態をチェックしてみましょう。
下の当てはまる項目をチェックして、判定ボタンを押してください。

このチェックは、日本大学診療内科の桂・村上先生により開発されたものを参考に作られています。診断結果はあくまでも目安です。気になることがある場合は、必ず自己判断せず、専門医にご相談ください。

項目 チェック欄
1. よくかぜを引くし、かぜが治りにくい
2. 手、足が冷たいことが多い
3. 手のひらや、わきの下に汗をかくことが多い
4. 急に息苦しくなることがある
5. 動悸がすることがある
6. 胸が痛くなることがある
7. 頭がすっきりしない
8. 眼がよく疲れる
9. 鼻づまりがすることがある
10. めまいを感じることがある
11. 立ちくらみしそうになる
12. 耳鳴りがすることがある
13. 口の中が荒れたり、ただれたりすることがよくある
14. のどが痛くなることが多い
15. 舌が白くなっていることがある
16. 好きなものでも食べる気がしない
17. いつも食べ物が胃にもたれるような気がする
18. 腹が張ったり、痛んだり、下痢や便秘をすることがよくある
19. 肩がこりやすい
20. 背中や腰が痛くなることがある
21. なかなか疲れがとれない
22. この頃体重が減った
23. なにかするとすぐに疲れる
24. 気持ちよく起きられないことが多い
25. 仕事をやる気が起こらない
26. 寝つきが悪い
27. 夢を見ることが多い
28. 夜中に目が覚めたあと、なかなか寝つけない
29. 人と付き合うのがおっくうになってきた
30. ちょっとしたことでも腹がたったり、いらいらしそうになることが多い
 
初期に出やすい症状 2、7、8、10、11、17、19、20、24、27
慢性的にストレスを感じているときや
後期に出やすい症状
1、4、13、15、16、18、21、22、23、25、28、29、30

診断の結果が軽度や中度でも症状が長引いたり、改善しないときは専門医に
相談しましょう。

1. ストレスなんて誰にでもあるもの
大なり小なりストレスは誰にでもあります。大げさに考えず、前向きに。
2. まずは睡眠
こころも体も健康のためには十分な睡眠が不可欠!
3. 笑いのある生活
笑うかどには福来る。笑顔は自分も周りも幸せになります。時には、ばか笑いも必要です。
4. 自分だけで悩まない
たかがストレス、されどストレス。こんなことぐらいで・・・と思っているうちに、
自分ではどうしようもないくらい落ち込んでしまうことも。そんなときのために、
専門医がいるのです。

★参考までに、心と体をトータルに心療する「心療内科」というものがあります。